REPORT調査レポート
2009.10.01
人の鼻前庭に付着している黄色ブドウ球菌の調査
人の鼻付近には「黄色ブドウ球菌」が付着している場合があることを確認しました。
食品に触れる作業に携わっている方は、鼻付近の皮膚に触れないこと。
また、触れた時は、必ず手を洗うようにしましょう。
食品に触れる作業に携わっている方は、鼻付近の皮膚に触れないこと。
また、触れた時は、必ず手を洗うようにしましょう。
調査目的
「黄色ブドウ球菌」は化膿している傷口だけでなく、実は人の身体の特定の場所にも付着していると言われています。その代表例として鼻の周辺(鼻前庭)がありますが、どの程度付着しているのかを確認しました。
調査方法
■調査時期:平成21年8月
■被検査者:今回の調査は全て一般事務員の方にお願いしました。
■方法:滅菌拭き取り線棒により鼻前庭を拭き取り黄色ブドウ球菌の検査を行いました。
調査結果
考察
鼻前庭から黄色ブドウ球菌が検出した人は、全体の約14%でした。文献には、鼻前庭からの検出率は約16%程度あるとの記述もあり、今回の調査で概ね近い確率で検出されることが分かりました。個人差もありますが、相当な量の検出も確認できました。
傷や手荒れが無くても鼻前庭に黄色ブドウ球菌が付着している場合がありますので食品加工に従事している方は、この点をよく認識した上で自己管理、または指導を行い、食中毒を予防してください。