REPORT調査レポート
2010.06.01
『カビ』に対する殺菌剤の効果に関する調査
エタノール製剤は『カビ』に対して発育抑制効果はありますが、コロニーの発育が著しいと、完全には殺菌できない場合もあります。したがって、『カビ』の対策には殺菌、漂白が可能な高濃度の次亜塩素酸ナトリウムが主成分のカビ専用剤が効果的です。
調査目的
厨房等の壁、天井に『カビ』の発育を確認した場合、『カビ』を殺菌もしくは抑制するためには殺菌剤の使用が不可欠です。そこで、一般的に使用される主成分が次亜塩素酸ナトリウムのものとエタノールのものとでは殺菌(抑制)効果にどのような違いがあるのかを調査しました。
調査方法
PDA培地にペニシリウム属の『カビ』コロニーを発育させ、コロニーに塩素系殺菌剤およびエタノール製剤を1ml滴下して殺菌(抑制)効果の違いを比較調査しました。
調査結果
考察
塩素系殺菌剤やエタノール製剤を使用すれば『カビ』の発育を抑制することが出来ます。しかし完全に殺菌出来ていない場合、条件さえ整えば再び発育を開始することがあるので注意が必要です。