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2010.10.25

【迅速検査】腸管出血性大腸菌(O-157など)

食品中の腸管出血性大腸菌(O-157など)の迅速検査ができます
腸管出血性大腸菌とは
病原大腸菌の中でベロ毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群を起こすものです。
いくつかの血清型に分類され、代表的な血清型はO157で、そのほかにO26やO111、O103などが知られています。
最近はO157以外の血清型による感染症も増加傾向にあります。
O-157の検査とは
腸管出血性大腸菌の中の血清型O157だけを対象にした検査で、他の血清型の腸管出血性大腸菌の有無は判りません。
ベロ毒素産生遺伝子検査とは
腸管出血性大腸菌が保持するベロ毒素産生遺伝子(VT遺伝子)を増幅して検出する検査です。
したがってO157はもちろん、ベロ素素産生遺伝子を保持するすべての大腸菌の有無を確認することができます。
リアルタイムPCR法の特徴
迅速で特異性の高い検査方法のため、増菌培養の翌日に、約2時間で結果を判定することができます。
リアルタイムPCR法の判定結果について
陰性の場合: 腸管出血性大腸菌は生菌も死菌も存在しないので、腸管出血性大腸菌汚染は無い。
陽性の場合: 血清型や菌の生死は判らないが腸管出血性大腸菌による汚染がある。
※細菌の生死や血清型の確認には培養法が必要です。加熱済食品では死菌を検出する場合もあります。
(別途、生菌だけを検出する方法もあります)
培養法とリアルタイムPCR法の比較

検査の流れ

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